みずみずしさと紫外線防御効果を両立させた世界初※1の技術を生み出したのは、2人の同期の熱い「化学反応」だった!

SPF50+なのに、なぜか「日やけムラ」ができる!?

花王では、それまでにさまざまな角度からUV(紫外線)の研究と日やけ止めの技術開発が行われてきました。なかでも2010 年に発売したウォーターベースジェルタイプの日やけ止めは、みずみずしいつけ心地のジェルタイプでありながら、SPF50+、PA+++とUV防御効果の高さを実現。発売以来話題になり、ヒット商品になりました。

日やけ止めといえば、クリームタイプや乳液タイプのものが主流ですが、その理由は、日やけ止めの要となるUV防御剤(紫外線吸収剤)が油の成分で水に溶けないから。そして、効果を高めようと吸収剤を増量すると、べたついて伸びにくい、いわゆる使い心地が重い日やけ止めになってしまうのです。

そこで、花王の研究所では、UV防御剤を寒天のようなウォーターカプセルに包み込み、水をベースとした剤の中に均一に分散させる“ウォーターカプセル化技術”を開発。伸びのいいジェルタイプで紫外線防止効果が高い日やけ止めを生み出し、爆発的なヒット商品となります。

ところが、「そのジェルタイプの日やけ止めに、課題があることがわかったんです」と宮木さん。課題は、つけ心地のいいジェルだからこその「塗りムラ」でした。ジェルタイプの日やけ止めは、O/W 型(oil in water)という、“水の相”に油の成分を入れることで、みずみずしい使用感を可能にしています。スッーと肌に馴染んでよく伸びるのですが、肌をミクロレベルで観察すると細部で「塗りムラ」ができることがわかったのです。

※1 独自製法により、ベヘン酸グリセリル、ジステアリン酸ソルビタンを含む両親媒性成分(水にも油にもなじむ性質)からなる“UV防御剤内包カプセル”を配合した日やけ止め処方(先行技術調査及びMintel Japan社データベース内2018年7月花王調べ)。

SHARE