ついに、日やけ止めの
「ムラ」の謎が解明!
同期コンビが挑んだミクロの世界
環境ストレスから肌を守れ!
一人ひとりに託された“熱い”ミッション
花王ビオレの新しい日やけ止め「ビオレUV アクアリッチ」「ビオレUV アスリズム」は、2月の発売以来、大好評。お客さまから寄せられる声も実にさまざまです。
なかでも多いのは「しっとりとしたつけ心地が心地いい」「伸びが良くてべたべたしない」「こんなに薄付きなのに高い日やけ止め効果」「せっけんでオフできるのがうれしい」など。これこそ、花王の日やけ止め開発チームがこだわった点です。
これまで、新しい日やけ止めに搭載された世界初の技術について日やけ止め合同開発プロジェクトメンバーにお話を伺ってきましたが、今回は、“解析”の菊池祥さんと“加工”の月井慎一さんの「同期コンビ」にさらに深〜いお話を伺いましょう。
──お二人は2008年入社なんですね。
菊池 そうです。同期です。といっても仕事はまったく別で、入社してから、わたしは栃木の研究所で解析科学研究をしていて。
月井 わたしは、和歌山の加工プロセス研究所に入社し、主に柔軟剤の基剤の研究から、美容液やクリームなどのスキンケアの基剤の研究をしていました。
──栃木と和歌山ですか。
菊池 はい。2014年に日やけ止めの合同プロジェクトが設立されて、東京のすみだ研究所に呼ばれたんです。
月井 2014年の夏でしたね。
──日やけ止め開発にかなり力を入れられていたのですね。
菊池 プロジェクトチームには、従来の日やけ止めを超える新しいサンケアの価値を作っていこうという熱い思いがあって、私自身、日やけ止めであっても紫外線だけでなく、あらゆる環境ストレスから肌を守るという発想で、技術開発に取り組みたいと思いました。
──その思いが、アウタースキン研究にもつながっているのですね。
菊池 そうです。紫外線はもちろん肌をあらゆるストレスから守る、という。
月井 ただ、均一な厚みで隙間のない膜を作るというミッション自体、ハードルが高かったですね。そのうえ、日やけ止め効果が高くて、使用感がよくてというクリアしなくてはいけない条件もたくさんあって。
菊池 難しいことだらけだったよね。
月井 はたしてできるのだろうかと。