東京
2019
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26.33
UV指数 6
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WHO : Global solar UV index-A practical guide-2002

世界初※1 ミクロディフェンス処方
UV防御剤内包カプセルで肌を隙間なく覆う日やけ止め、ついに誕生!

日やけ止めを塗ったのに、日にやけてしまった経験、誰にもあるはず。日やけ止めは、汗やこすれや動きによってとれやすくなるため、特に紫外線が強い真夏には塗り直しは必須事項。ところが、花王独自の塗膜解析技術によって、日やけ止めを塗った直後にミクロンレベルでは肌表面に「隙間や不均一な塗りムラ」ができていることがわかりました。

紫外線を防御する紫外線吸収剤は油の成分。そのため、紫外線防止効果の高い日やけ止めを作ろうとすると、油分が多く伸びが悪くべたついてしまうのが課題でした。

そんななか、花王はいち早く「ウォーターカプセル化技術」を開発。2010年にウォーターベースに油溶性のUV防御剤を入れ、さらっとした使用感のジェルタイプの日やけ止めを実現。つけ心地のよさと高いUV防御効果を両立させ、評判になりました。

ところが、花王の最新の研究で、そのみずみずしいつけ心地を生み出す“水の相”によって、肌の表面に目には見えないミクロンレベルの「隙間や不均一な塗りムラ」ができることが判明。

ジェルタイプの日やけ止めは、O/W型(oil in water)という“水の相”に油の成分を入れ乳化させることで、みずみずしい使用感を可能にしているのですが、肌に塗ると“水の相”が揮発し、目には見えない微小な隙間から、紫外線を通すことがわかったのです。

従来のジェルタイプの日やけ止めは、水相に油のUV防御剤を入れたO/W処方。肌に塗った後、水相が蒸発するとその部分にわずかな隙間ができ紫外線(UV)が肌に到達してしまう。

そのウォーターベースの日やけ止めのミクロンレベルでのムラを解消するために開発されたのが、ミクロディフェンス処方。油溶性のUV防御剤を1万分の1ミリというサブミクロンレベルのカプセルに入れ、水相に分散させる世界初※1の日やけ止め処方。それによって水相が蒸発してもUV防御剤を肌に均一に留まらせることができるようになり、ミクロンレベルの隙間まで塗りムラを防ぐことに成功しました。

水相に油のUV防御剤を入れ、さらに新開発のサブミクロンサイズのUV防御剤内包カプセルを分散させることで、水相が蒸発してもカプセルが隙間を埋め均一の膜ができ、紫外線(UV)を通さない。

UV防御剤を入れたサブミクロンカプセルの素材は、水にも油にも親和性があり、肌に塗って水分が蒸発しても隙間を埋めるように肌に密着。肌表面は平らでなく、細い溝(皮溝)とその間の丘の部分(皮丘)と凹凸がありますが、皮丘にも皮膚の溝にも偏ることなくしっかり留まることが確認されています。

肌になめらかに伸びて、まるで透明なヴェールで覆うように紫外線から肌を守る! 年々強まる紫外線ストレスに対しても、ビオレの新処方でより快適な対策が可能になりそうです。

従来のウォーターベースの日やけ止めを
塗った肌表面(当社従来品)
新開発のウォーターベースの
日やけ止めを塗った肌表面

UV顕微鏡画像で見た肌表面。左写真の黒い部分は日やけ止めが塗布できていない。右は、全体に均一に塗られている。

※1 独自製法により、ベヘン酸グリセリル、ジステアリン酸ソルビタンを含む両親媒性成分(水にも油にもなじむ性質)からなる“UV防御剤内包カプセル”を配合した日やけ止め処方(先行技術調査及びMintel Japan社データベース内2018年7月花王調べ)。

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